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海外旅行保険の補償期間をより詳細に-PR-

クレジットカードに付帯している海外旅行保険の補償期間を正しく理解してますか?補償期間は保険を使う上で大事な要素のひとつとなりますので、最低限の理解は必要です。大概は最大90日あるいは3ヶ月補償という形でうたってますので、『そんだけあるなら大丈夫でしょ』という具合であまり気にしない方が多いのではないかと思います。

しかし、海外旅行保険は、いざという時に自分を助けてくれる大事なものですから、理解を深めておくに越したことはありません。補償期間についての誤解が原因で、いざという時に保険金がもらえないなんてことになったらただ事ではありません。そうならないためにも最低限のことは知っておいて欲しいと思います。

ちなみに、記事を書くに当たっては、ジェーシービーやジャックス、アメックス、セゾンカード、オリコカード、ライフカードなど主要カード会社の補償規定を参考にしていますが、中には以下の記述と異なる規定を設けているケースもないとは言えませんので、ご旅行の際には、お手持ちの、あるいはこれから作るクレジットカードの補償規定がどのようになっているかをご確認下さい。

補償期間の三条件と具体例

クレジットカードの海外旅行保険を利用する上で、補償期間と認定されるには、次の三つを満たしている必要があります。※利用付帯カードでも基本は変わりませんが、ここでは自動付帯カードを想定しています。

  • 海外旅行に行く目的で自宅を出発してから帰着(帰宅)するまで
  • 日本を出国した日の前日0時から帰国した日の翌日24時まで
  • 出国した日から最大90日(最大3ヶ月)後の24時まで
日付 行動 保険
4/1 自宅を出発し、友人宅に宿泊 ×
4/2 友人宅にもう1泊
4/3 友人宅を出てその日のうちに出国
4/4 海外滞在中
4/5 帰国・空港近くのホテルに1泊
4/6 自宅に到着(21:00着)

要するにこれらを満たしていればいいのですが、具体例で見てみましょう。

右のケースで補償が開始されるのは、出国日(4/3)の前日(4/2)0時からとなりますので、自宅を出発した4/1は補償期間の範囲外となっていまいます。

海外滞在中は問題なく保険が掛かりますが、帰国時はどうでしょう。帰国日(4/5)の翌日(4/6)の24時まで保険が掛かりますが、21時には自宅に到着していますので、4/6の21時まで保険が掛かることになります。

ちなみに、自宅までの道中に何らかのトラブルで日付が変わって4/7になってしまった場合は、そこから先は補償期間から外れてしまいます。

二つの注意点

以下、二つの点にご注意を。

補償期間の上限は必ずしも90日あるいは3ヶ月とは限りません

クレジットカード付帯の海外旅行保険の補償期間は、大概は、最大90日あるいは最大3ヶ月と決められているようですが、ごく一部のカード、あるいはカード会社に例外が見られます。例えば、シティカードのように2ヶ月を限度としているケースもありますのでご注意下さい。

補償期間の起算日はカード会社により異なります

今回の記事を書くのに十数社のカード会社の規約あるいはWebサイトを調べてみましたが、補償期間の起算日はどうやらカード会社により異なるようです。

  • 出国日から90日あるいは3ヶ月
  • 出国日の翌日から90日あるいは3ヶ月

微妙な違いですが、出国日からカウントするのと、その翌日からカウントするのとでは、最大限利用した場合の補償期間の最終日が1日ずれてきます。前者の『出国日から・・』というパターンが圧倒的に多いようですが、NTTグループカードやANAカードなど一部のカード会社に、後者の『出国日の翌日から・・』という表現がみられます。

利用付帯カードの補償開始時期

利用付帯カードの場合の補償開始時期は、旅費のカード払いという条件をいつ満たしたかで開始時期が異ってきます。旅行出発前(自宅を出る前)に条件を満たした場合は、出発と同時に保険適用が開始され、出発後に条件を満たした場合は、その時から開始されます。もちろん、この場合にも『出国日の前日0時から』という条件が絡んでくるという点には気をつける必要があります。

また、利用付帯カードには①出国前に旅費のカード払いが必要なタイプと②出国後でも構わないタイプの二種類がありますが、後者の場合で、出国後に旅費のカード払いという条件を満たした場合は『その時から』補償が開始されることになります。

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