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補償期間延長90日超の長期滞在を予定しているなら-PR-

一般的にクレジットカードの海外旅行保険は、1回の海外旅行につき90日間(3ヶ月間)が補償期間の限度とされています。補償期間を越えて滞在する場合、それ以降どうするかが問題になりますが、その時点から市販の海外旅行保険に加入しようとしてもできないのが一般的のようで、損害保険会社8社を調べてみましたが、いずれも出国時からの加入が条件となっておりました。

クレジットカードの海外旅行保険の補償期間経過後の保険をどうすればいいか?選択肢は2つ。ひとつ目は、一時帰国して再度現地へ飛ぶ。現実的ではありませんが、一旦帰国すればリセットされるため再度同じカードの保険が使えます。

そして本題のふたつ目ですが、補償期間延長の裏技を活用します。もっとも、規定どおりに利用するだけなので、裏技と呼べるかどうかは分かりませんが、裏技としておきましょう。どうするかと言うと、保険適用の条件として旅費のカード払いが必要とされるクレジットカード(利用付帯)を利用することで1枚目の保険が切れてからの保険を賄うのです。

一部の利用付帯カードには、旅費の支払いが出国前でも後でも構わないものがありますが、『旅費のカード払い』という条件を満たさない限りは、海外旅行保険が適用開始とならないため、1枚目の補償期間が切れる直前にその条件を満たすことで補償開始の時期をずらすわけです。

1枚目で90日経過⇒同時に2枚目の利用付帯カードで公共交通機関の支払いを行う⇒2枚目の保険が開始され90日間補償が続く。こんなイメージです。

ただ、利用付帯のクレジットカードであれば、どれでもよいというのではなく、条件とされている旅費のカード払いのタイミングが出国前に限定されているか、あるいは出国後でも可能かという点で利用可否が分かれますが、補償期間の延長に使えるのは、旅費のカード払いが出国後でも構わないカードということになります。

例えばJCB CARD EXTAGEのケースでは、補償期間について右のように説明されています(抜粋)。

JCB CARD EXTAGEに関しては、旅費の支払いは、出国前・後のいずれでも可能、つまり、補償期間延長の裏技に活用できることが分かります。

利用する上での4つの注意点

おさらいも含めて、補償期間延長の裏技を利用するに当たっての注意点を4つほど紹介します。

利用付帯カードなら何でもよいというわけではない

楽天カードなど一部の利用付帯カードでは、保険適用の条件とされる『旅費のカード払い』が『出国前に限定』されています。この手のカードでは、補償期間延長の裏技には活用できません。

利用前にカード会社へ確認を

クレジットカードの特典は必ずしも永久補償しているものではありません。カード会社が規約を改定すれば、いつでも廃止できますし、いいようにも悪いようにも変更可能です。特に海外旅行保険は、頻繁に利用するものではないので、自分が利用する時にどのような規定になっているか、変更・廃止されていないか、運用上どうなっているか、カード会社に確認されることをおすすめします。

カード払い可能な公共交通機関は?

補償期間延長のためには、利用付帯のクレジットカードを現地の公共交通機関で使う必要がありますが、どのような交通機関で利用できるのか事前調査をおすすめします。日本国内でもカード払いができる場合とできない場合がありますが、海外でも同様です。

出国前に利用しない

補償期間の延長用に用意したクレジットカードは、出国前に旅費の支払い(公共交通機関やパッケージツアーなど)に利用してはいけません。出発と同時に保険の適用が開始されてしまいます。

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